インフルエンザの予防方法

咳エチケット

新型コロナウィルス感染予防として、もうすでに一般的になっていますが、他の人への感染を防ぐため、厚生労働省では「咳エチケット」として、マスクの着用や人混みにおいての咳をする際の注意点について呼びかけています。

●咳・くしゃみが出る時は、他の人に移すのを予防するためにマスクを着用しましょう。
 マスクを持っていない場合、咳をする時はティッシュや腕の内側などで口と鼻を押さえ、他の人から顔をそむけて1m以上離れましょう。
●鼻汁・痰などを含んだティッシュはすぐにゴミ箱に捨て、 手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時はすぐに手を洗いましょう。
●咳をしている人にマスクの着用をお願いしましょう

マスクの着用は、他の人への感染を防ぐだけでなく、インフルエンザウィルスから自分を守るためにも有効です。(^-^)/



インフルエンザウィルスの感染経路はやっぱり身近な動物?

インフルエンザはA型・B型・C型の3つに分類され、特に人に影響するのはA型インフルエンザです。

2009年〜2010年春に流行した新型インフルエンザは、発生当時「豚インフルエンザ」と呼ばれていたことを覚えていますでしょうか?
インフルエンザウィルスは、もともと水鳥が持っていたもので、これが少しずつ変異を重ね、鳥以外の哺乳類にも感染することがあります。
なかでも豚は、鳥と人間の両方のインフルエンザウィルスにかかりやすく、同時に2種類以上感染した場合、体内で変異を起こし新たなウィルスが誕生します。
つまり、[鳥]→[豚]→[人]へと適合するように変異したウィルスが、「新型インフルエンザ」の正体と言えます。ちなみに、鳥や豚の他に、アライグマも人間に感染するウィルスを持っている可能性があるようです。
このように、今後も動物の持つウィルスが変異し、人間に感染する可能性はゼロとは言えないのが現状です。


加湿器でインフルエンザウィルスから予防?

インフルエンザが猛威を振るっていますが、インフルエンザを予防するためにも、
効果的なのが加湿器です。

えっ?加湿器??と思うかもしれませんが、
空気が乾燥したこの時期、なぜインフルエンザウィルスが
にくたらしくも元気に繁殖しているかと言うと・・・

インフルエンザ感染者のセキなどに含まれているウィルスが
口からセキの時に吐き出されると、
乾いた空気のカプセルに守られながら、空中に出現します。

本来なら、1,2時間で死滅してしまうはずのウィルスが、
乾燥した空気のカプセルに身を包まれているので、
地面に落ちてからも、風が吹いたり人ごみの中では人々の
雑踏の中で、再浮上します。

そして、1,2時間どころか数日生きているのです。

そしてこれは、家の中でも同じなのです。
家の空気の入れ替えをした時、外出していたあなたの服に
付着していたインフルエンザウィルスが、家の床に落ちていると
します。
乾燥した空気のカプセルに包まれたウィルスは、本来なら1,2時間で死滅してしまうのに、数日生存していてヒーターなどで部屋を温めるとどうなると思います?

そうです!!
再浮上して、もしかするとあなたの口や鼻の中に入り込んで、あなたをインフルエンザに感染させてしまうのです。

ここで、加湿器で部屋の湿度を40%以上に保っていたとしたら・・・
乾燥した空気のカプセルにつつまれているインフルエンザウィルスは
空気中の湿気と一緒になって、床に落ちる。
そして、1,2時間後に 無事(笑)死滅してしまうのです。